土星と海王星の牡羊座イングレスに寄せて
Impossible Challenges — 見えない始まりへと向かう時

2025年、土星と海王星が相次いで牡羊座へと移動します。
どちらも「個の始まり」である牡羊座に足を踏み入れるのは、じつに約30年ぶりのことです。

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今回のザビエ・ベトコートによる2時間のトークセミナーでは、
この重要な天体配置について、象徴・社会的背景・個人の意識レベルから多角的に掘り下げていきます。

今回のトピックの核となる問い：
魚座の支配星である海王星が、
　土星の“定義する力”にどのように影響を及ぼすのか？

秩序・枠組み・構造を象徴する土星が、
　海王星の霧の中で何を見失い、そして何を定義し直すのか？

牡羊座という「はじまり」のサインに、この2つが同時に滞在することの意味とは？

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ザビエはこう語ります：
「土星は“定義”を求め、海王星は“境界を越えようとする”。
このふたつが牡羊座に入ることで、“始まり”にすら輪郭が持てなくなるかもしれない。」

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秩序のない秩序。
定義できない個。
はじまりを定義しようとする私たちの試み。

それでもなお、私たちはこの時代に何かを選び、
自分を“生きる”という挑戦をしていくのかもしれません。

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この2時間は、占星術的未来予測というよりも、
象徴と対話を通して、「この時間をどう感じ、どう引き受けるか」を共に考える場です。

混沌と構造のあいだで、
不可能な挑戦に私たちはどう立ち向かうのか。

ザビエの語りとともに、どうぞ静かに思索の旅へおいでください。
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ザビエ・ベトコートより：

土星が約2年にわたる魚座滞在を終え、牡羊座に入りはじめる頃、約13年ものあいだ魚座にいた海王星もまた、同じく牡羊座へと移動します。こうして土星と海王星は牡羊座でコンジャンクション（合）を形成するのです。

海王星が魚座にあったこれまでの年月は、決して平穏とは言えないものでした。東日本大震災の余波、原発事故の脅威、コロナ・パンデミック、ガザの危機、境界をめぐる戦争……

世界は予測不能なかたちで姿を変えてきました。

けれどその中で、私たちは多くを学びました。
自然や健康、孤独、他者とのつながり、境界、そして思いやりについて。

土星の視点から見ると、魚座の支配星である海王星との合は、ある種の「連続性」としても捉えられます。
しかしこの土星×海王星のコンビネーションは、占星術において最も複雑な組み合わせの一つです。

土星は、境界・定義・制限を象徴し、海王星は、そのすべてを曖昧にし、溶かすエネルギー。

この二つの惑星の結びつきは、まるで解きようのない矛盾＝「不可能な解」を示唆しているようでもあります。

牡羊座は、火星によって支配される“闘う者”のサイン。
挑戦、始まり、目覚め——

このトランジットは、新たな意識レベルへの目覚めの「挑戦」として受け止める必要があるかもしれません。

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私たちにとっての問い：

「個を超えたもの（海王星）」が牡羊座に入るとき、
それは個人レベルにどう影響してくるのか？

私たちはそれをどう認識するのか？

土星は、私たちにその“挑戦”に取り組む手段を
どのように明かしてくれるのか？

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かつてジム・モリソン(The Doors)はこう歌いました：

「ためらいの時間（＝魚座土星）は終わった（＝牡羊座土星）」

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開催概要：
日時：5月25日（日）19:30〜21:30
Zoom開催 ※参加者全員にアーカイブ動画が後日送付されます。
なお、開催日以降のアーカイブ動画販売は行いません。
通訳：持田直子（ザビエ・ベトコート・ジャパン）